名称
六ヶ所ソイルセンター
住所
〒039-3213 青森県上北郡六ヶ所村鷹架道ノ下29-249
敷地面積
13032.26平米
許可
汚染土壌処理業許可 第00210000002号
許可の有効期限 令和6年8月18日
汚染土壌処理施設の種類 浄化等処理施設(浄化)
1-1 抽出-洗浄処理
1-2 抽出-磁力選別
汚染土壌処理施設の処理能力 276立米/日(24時間稼働) 11.5立米/時
処理する汚染土壌の特定有害物質による汚染状態
●受け入れられる特定有害物質
鉛及びその化合物、砒素及びその化合物、ふっ素及びその化合物
●受け入れられる特定有害物質による汚染状態
鉛及びその化合物 溶出量0.15mg/L以下 含有量400mg/kg以下
砒素及びその化合物 溶出量0.3mg/L以下 含有量250mg/kg以下
ふっ素及びその化合物 溶出量24mg/L以下 含有量3000mg/kg以下
原土保管庫
テント倉庫1棟・・・保管容量/1100立米(2000トン級の船一隻分の土壌を収容できます。)
処理済土置場
処理済土置場・・・1600立米(16区画)
礫・粗砂置場・・・200立米(2区画)
脱水ケーキ保管庫
テント倉庫1棟・・・保管容量/806立米
原土保管庫に搬入された土壌を投入ホッパーに投入します。
水平コンベヤ上の磁力選別機にて、原土に混入している鉄片・鉄筋等を選別し、回収します。
100ミリ以上の大塊や除去した鉄類は、ベルトコンベアから除去されます。
表面に付着している土壌を水噴霧等にて洗浄したのち、有価物としてリサイクルします。
表面の土壌洗浄に使用した水は水処理施設へ送液され、洗浄水として循環利用します。
原土は垂直コンベアで、次工程に運ばれます。
解泥ユニットでは、運ばれた原土に洗浄水を添加します。
回転ドラ ムで攪拌しながら、土壌を細粒化し水に溶け込ませます。(解泥)
分級ふるいによって、100~40ミリの礫(れき)を分級し、排出します。
粒径100~40ミリの礫は、処理済土置場(18番)に一次保管し、
グリ石や砕石材料としてリサイクルします。
解泥ユニットによって粒径40 ㎜以下に分級された土壌に、洗浄水を噴霧しながら
2種類のふるいをかけます。
これによって、礫・粗砂(40~2 ㎜)が分級されます。
礫・粗砂は処理済土置場の17番に、砂は1~16番に、それぞれ一時保管し、
専門機関の分析結果によって、浄化が確認された後、場外へ搬出します。
浄化が確認された礫・粗砂・砂は、砕石としてリサイクルします。
粒径0.5ミリ以下の土壌が懸濁したスラリー(泥漿)は、
ハイメッシュセパレーターにより、砂(2~0.075 ㎜)を分級させます。
0.075ミリ未満の粒子を含んだスラリーは、磁力選別機ユニットに送られます。
ハイメッシュセパレーターで分離されたスラリーに特殊鉄粉を添加して、振とうします。
鉄の還元力によって、重金属類が特殊鉄粉に吸着し、不溶化されることで、土壌を浄化します。
特殊鉄粉単体では吸着性に劣るふっ素については、塩化第二鉄を混合することで、
除去が可能となります。
重金属類を吸着した特殊鉄粉は、磁力で回収し、繰り返し使用した後、産業廃棄物として処分します。
重金属類が除去されたスラリーは、デカンタ式分級機に送られます。
粒径0.075ミリ以下の土壌が懸濁したスラリー(泥漿)から、遠心分離機により、
細砂(0.075~0.021 ㎜)を分級します。
0.021ミリ以上の粒子を分級することにより、スラリーを減容化し、
以降の処理工程の負担を緩和します。
デカンタ式分級機から分離されたスラリーに希硫酸を滴下して、pHを中性に調整します。
脱水装置ユニットからの脱水ろ液とともに、原水槽にてポリ塩化アルミニウム(PAC)、
重金属捕集剤(キレート剤)、苛性ソーダを添加して、凝集体(フロック)の形成を促し、
凝集沈殿装置(シックナー)にて上澄み液とスラリーに固液分離します。
シックナーで分離されたスラリーに、凝集助剤のPACを添加して、脱水設備に送泥します。
上澄み液は洗浄水として、解泥機、一次処理装置、磁力選別機に供給されます。
スラリーはフィルタープレス機で加圧脱水されます。
ろ液(脱離液)は水処理設備で浄化処理された後、洗浄水として再利用します。
洗浄・分級・脱水の過程で、フィルタープレスで脱水ケーキ(粒度0.021ミリ未満の粘土・
シルトの集合体)を生成します。
脱水ケーキも、100立米毎に専門機関による分析を行い、浄化が確認された後、
場外へ搬出します。